太陽光発電と地球環境

太陽光発電は地球にやさしいと言われます。
このことを知っている人は、先進国なら90%以上にもなるのではないでしょうか。
それでは、どこが「やさしい」と言われるのでしょうか。
それを少し具体的に考えてみたいと思います。
発電の種類には、水力発電、火力発電、原子力発電、地熱発電、風力発電、そして太陽光発電などがあります。
水力発電はダム建設のための大規模な工事とそれによる環境破壊があります。
火力発電はおもに石油に頼り、石油資源の枯渇の心配と石油燃焼による二酸化炭素の排出の問題があります。
二酸化炭素を大量に排出することにより、地球全体を薄い膜で覆ったようになり、地球温暖化の主因となっています。
原子力発電はすでに大きな問題となっているように、安全性の問題と使用済み廃棄物処理の問題があります。
地熱発電や風力発電はこれらに比べると「地球にやさしい」と言えるかもしれませんが、実際に人類全体に必要な電力量をまかなうことができるかという問題があります。
こういう発電方法に対して太陽光発電は、二酸化炭素を放出せず、発電後の廃棄物も残らず、設置のための環境負荷も極めて小さく、電力資源の太陽光は無限と言ってもいいほどに無尽蔵です。
二酸化炭素の排出量を具体的に計算してみると、火力発電で1Kwの電力を生み出すのに1年間で約314gの二酸化炭素を排出することになります。
これを太陽光発電ではゼロにできるわけです。
太陽光エネルギーはどれほどのエネルギー量を地球にもたらしているのでしょうか。
ある試算によると、1時間分の太陽光エネルギーは、全人類が1年間に消費するエネルギー量と同じぐらいだそうです。
1軒の屋根に降り注ぐ太陽光エネルギーで考えてみると、屋根の広さを50平方メートルとし、年間の日照時間が2,000時間として計算してみます。
すると、石油に換算すると何と、9,300リットル分、石油ドラム缶で500本分にもなります。
太陽光発電では、これだけのエネルギーを有効に使えるようになるのです。